中古住宅を購入してリノベーションしたり、今の住まいをより快適にするために改修を考える人は増えています。気になるのは「リノベーションにはいくらかかるのか?」という点。この記事では、リノベーション費用の相場と内訳について分かりやすく解説します。
1. リノベーションの費用相場
リノベーションの費用は、工事の内容や規模によって大きく変わります。
- 部分的なリノベーション:50万〜500万円程度
- フルリノベーション(全面改修):800万〜2,000万円程度
一般的に、1㎡あたり10万〜20万円が目安とされています。
2. 部分リノベーションの費用目安
特定の場所だけを改修する場合の相場は以下の通りです。
- キッチン:100万〜300万円
- 浴室・洗面:80万〜200万円
- トイレ:20万〜60万円
- リビング(内装・床・壁):50万〜150万円
- 収納スペース追加:20万〜80万円
3. フルリノベーションの費用目安
中古マンションや戸建てを全面的にリノベーションする場合:
- スケルトンリノベーション(構造体以外すべて改修):1,000万〜2,000万円
- 水回りを含む全面リフォーム:800万〜1,500万円
間取り変更や配管・配線工事を含む場合はさらに費用がかかります。
4. 費用の内訳
リノベーション費用は大きく以下に分けられます。
- 工事費用(解体・内装・設備工事など)
- 設計・デザイン料(設計事務所や施工会社への依頼費用)
- 諸費用(登記、住宅ローン関連費用、税金など)
- 家具・インテリア費用(新しく買い替える場合)
工事費用が全体の約7〜8割を占めるのが一般的です。
5. 費用を抑えるポイント
- 優先順位を決める:すべてを一度にやらず、必要な部分から着手
- 既存の素材を活かす:床や建具を再利用してコストダウン
- 補助金や減税制度を活用:省エネ・耐震改修には自治体の補助金がある場合も
- 複数社に見積もりを依頼:価格差や提案内容を比較して選ぶ
6. リノベーション費用と住宅ローンの関係
リノベーション費用は、住宅ローンに組み込めるケースもあります。
- 購入と同時に工事を行う場合は「住宅ローン+リノベ費用」でまとめて借入可能
- 追加工事のみの場合は「リフォームローン」を利用するケースもあり
資金計画を立てる際には、ローンの組み方も含めて検討することが重要です。
まとめ
リノベーション費用は、工事の規模や内容によって 数十万円〜数千万円 と幅広く変動します。
相場を把握したうえで、内訳や優先順位を整理し、無理のない資金計画を立てることが大切です。
快適で自分らしい空間を実現するために、しっかりと準備をしてリノベーションに臨みましょう。


